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毎日ジュース1缶で糖尿病リスクは増大 ウエスト、BMIは低くても要注意

お茶にしておきましょう
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   加糖飲料を定期的かつ継続して摂取し続けている人は、「糖尿病前症」となるリスクが高くなり、摂取量が増えるほどインスリン抵抗性も高まっていくとする研究結果が、米タフツ大学、マサチューセッツ総合病院、米国立心肺血液研究所の共同研究チームによって発表された。

   「糖尿病前症」は糖尿病と診断されるほどではないが、高血糖である状態。この時点で生活習慣の改善を図ることで、糖尿病発症を予防できるという。米国糖尿病学会(ADA)のガイドラインでは、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」の値が「5.7~6.4」を判定基準としている。

   研究は、30年以上継続されている米国の大規模追跡調査「フラミンガム子孫研究」から、アンケートによって詳細な食事内容を含めた生活習慣を、14年以上調査している1685人(平均年齢51.9歳)のデータを分析。加糖飲料の摂取状況と糖尿病リスクの関係を検証した。

   なお、加糖飲料は、コーラなどの炭酸飲料やスポーツドリンクを含む砂糖入りの清涼飲料、果汁100%ではないフルーツジュースなど。年齢や性別、BMI、その他の食品摂取状況などの条件は調整し、研究開始時に糖尿病と診断されていたり、高血糖と診断された人は除外している。

   その結果、1週間に加糖飲料の摂取量が3サービング(通常飲料缶3缶)以下の人に比べ、6サービング以上摂取している人は糖尿病前症リスクが46%増加していた。

   また、実際に糖尿病前症や糖尿病と診断された人の多くは白人女性で、ウエスト周囲径やBMIは平均的だったという。

   人工甘味料を使用したダイエットソーダなどに限ると、糖尿病前症やインスリン抵抗性のリスクと有意な関係は確認できなかったが、先行研究では人工甘味料と2型糖尿病リスクの関係が示唆されており、ダイエットソーダが安全である証拠とはならない。

   研究者らは、糖尿病の要因は非常に複雑で、条件の調整が完全ではない可能性もあるとしつつ、「加糖飲料を減らし、運動を取り入れるだけで、2型糖尿病患者の大幅な減少につながるだろう」とコメントしている。

医師・専門家が監修「Aging Style」

参考論文
Sugar-Sweetened Beverage but Not Diet Soda Consumption Is Positively Associated with Progression of Insulin Resistance and Prediabetes.
DOI: 10.3945/jn.116.234047

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