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2型糖尿病患者の脂肪肝 2か月の高たんぱく質食で改善

日本なら大豆製品で大丈夫か
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   独ポツダム‐レーブリュッケ人間栄養研究所とハンブルク大学、糖尿病研究センターによる共同研究チームは、2型糖尿病患者の肝臓脂肪が、「高たんぱく質食」を取ることで半分近く減少し、「非アルコール性脂肪肝」が改善されたとする研究結果を発表した。

   「非アルコール性脂肪肝」は、アルコール摂取以外の原因で肝臓に中性脂肪が蓄積している状態。肝機能が低下する糖尿病患者にも多く見られるが、自覚症状がなく、肝硬変まで進行してしまう場合が多い。

   研究チームは、高たんぱく質食が代謝を改善すると指摘する研究がある一方、インスリン抵抗性が増加する、腎機能が低下する、といったネガティブな結果を示唆する研究もあったことから、検証のため今回の研究を実施したという。

   研究は2013年6月~2015年3月の間に、ドイツの医療機関で2型糖尿病かつ非アルコール性脂肪肝、と診断された37人の糖尿病患者を対象とし、6週間の高たんぱく質食を指導するというもの。

   高たんぱく質食は、たんぱく質30%、炭水化物40%、脂肪30%とし、「動物性主体(主に赤身以外の肉と低脂肪乳製品)」と「植物性主体(主にエンドウ豆)」の2パターンを調査。どちらもカロリー制限はなしていない。

   実験前後に肝臓の脂肪量だけでなく、BMIやヒップ周囲径、安静時エネルギー消費量、グルコース、インスリン、炎症マーカーのレベルなども計測している。

   その結果、動物性、植物性を問わず、すべての被験者で肝臓の脂肪が36~48%減少し、脂肪肝の改善が確認された。さらに、腎機能の低下は見られず、インスリン抵抗性は改善されており、肝臓の炎症も緩和されていたという。

   研究チームは、インスリン抵抗性の改善や炎症緩和の原因は不明としつつ、「高たんぱく質食は糖尿病患者の脂肪肝改善には有効」と判断。ただし、動物性を主体にした場合、脂肪過多となる可能性もあるため、「なるべく植物性主体が望ましいだろう」とコメントしている。

   発表は2016年10月17日、米消化器病学会誌「Gastroenterology」オンライン版に掲載された。

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