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「仕事か家か」と何度も自答するのは危険 疲労やストレス、疾患リスクまで上昇

個人で解決するのは限界があるが
個人で解決するのは限界があるが

   仕事と家庭の両立、仕事が長引いたせいで家族のイベントに参加できないといったことについて、繰り返し何度も考えているとストレス状態から回復できず、健康状態の負の影響をもたらすとした研究結果が、米オレゴン州立大学のケリー・デイビス博士らによって発表された。

   デイビス博士らは、無作為に抽出した24~76歳までの家庭を持っている203人を対象に、アンケートを実施。仕事と家庭のことについて繰り返し考えている頻度と、生活の満足度、疲労度、健康状態を調査し、さらに健康診断によって脳卒中や糖尿病などの生活習慣病の有無を分析した。

   その結果、繰り返し悩む頻度が多い人ほど、調査項目すべてに負の影響が表れており、疾患の有無や疾患発症リスクの上昇にもつながっていることがわかった。

   何かを永続的かつ冗長に繰り返し思考することは、うつ病発症リスクとの関係が指摘されており、心配したり悩む状態が持続することは不安障害の原因となる。

   本来は、悩みや思考を一時的に停止させ、ストレスからの回復を図るが、仕事や家庭の問題は日々生じることであり、結果的に毎日長期間に渡ってストレス状態に陥ってしまっているという。

   デイビス博士は解決方法として、感情や思考から一時的に離れ、客観的、中立的な状態で状況を観察する「マインドフルネス認知療法」を受けることを提案。

   また、仕事と家庭の相互影響は個人では解決しきれない問題であるとし、「職場も積極的に問題解消のため、マインドフルネストレーニングを従業員に実施するといった取り組みの必要があり、それが結果的に従業員には健康上の、経営者にとっては投資のリターンも期待できる」とコメントしている。

   発表は、2016年10月6日、国際ストレス調査学会誌「Stress and health」オンライン版に掲載された。

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