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脳や脊髄に寄生虫... ハワイで「広東住血線虫症」が発生中

   ハワイ州保健局は4月11日、マウイ島とハワイ島において過去3か月間で「広東住血線虫症」が9例確認されたと発表した。死者は報告されていない。マウイ島で確認された6例のうち、2例は島外からの訪問者が含まれている。

   ハワイ州では例年1~9例の広東住血線虫症が確認されており、2007年の調査以来2名が死亡しているという。

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   「広東住血線虫症」はドブネズミやクマネズミに寄生する線虫「広東住血線虫」の幼虫が人間に寄生することで発症する病気。

   米疾病対策予防センター(CDC)によると、人の脳や脊髄の血管や髄液の中に寄生し、髄膜炎のような症状を起こすこともある。多くの場合は症状が現れることもなく軽症で、人間の体内では成長できないため幼虫のまま死に、自然に回復するという。ただし、まれに重症化することもあり、重度の頭痛や頸部の硬直、皮膚や四肢のうずきや痛み、発熱、嘔吐などを起こす。

   広東住血線虫はネズミの体内で産卵し、糞などともに体外に出た幼虫がカタツムリやナメクジに寄生し、それを捕食したネズミの体内に寄生するというサイクルを繰り返す。

   今回のハワイでの寄生経路は不明とされているが、4月12日付のCNNによるとナメクジが付着したレタスなどをよく洗わないで食べることで人間にも寄生する例が確認されており、これまでにハワイで発生している広東住血線虫症もこのパターンが多いと考えられるとしている。

   まれにカニやエビ、カエルなどが寄生され、食べると発症する可能性もあるが一般的な寄生経路ではないという。

[J-CASTヘルスケア 2017年4月18日より転載]
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