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ハロウィンに青いカボチャ? 食物アレルギーの子どもを守るための取り組みとは

   ハロウィンを象徴するものといえば、カボチャをくりぬいて作る「ジャック・オー・ランタン」だろう。

   そんなハロウィンのカボチャだが、海外ではオレンジ色のもの以外に青く塗ったカボチャを用意することがあると話題になっていた。見た目がお洒落だからというわけではなく、ハロウィンならではの事情を踏まえ、食物アレルギーの子どもに配慮したものだという。

青いカボチャは安心の目印だった(画像はFAREの公式サイト)
青いカボチャは安心の目印だった(画像はFAREの公式サイト)

お菓子によるアレルギー症状リスクがある

   青いカボチャを食物アレルギーの目印にするという動きは、2014年に米国の非営利団体「FARE(Food Allergy Research and Education)」が始めた「Teal Pumpkin Project」という運動が発端だ。

   プロジェクトの紹介ページによると、発端はテネシー州に住む食物アレルギーの子どもを持つベッキー・バサロンさんのアイデアだった。

   バサロンさんは「子どもが食物アレルギーであること」を示すために、お菓子を入れてもらうカボチャ型のバケツを食物アレルギーのシンボルカラーであるターコイズブルーに塗った。

   さらに、自宅には他の食物アレルギーの子どもに配慮して玩具を用意していることを知らせるため、同色のカボチャを設置。この取り組みを評価したFAREが、全国規模の取り組みにするため、「Teal Pumpkin Project」として参加を呼び掛けたという。

   現在では全米に広がっているようで、J-CASTヘルスケアの取材に対し、ニューヨーク在住の日本人女性は「家の玄関に青いカボチャのステッカーが貼ってあるのを2015年のハロウィンごろからよく見かけるようになった」と話す。

「最初は何なのかわかっていませんでしたが、ニュースなどでも度々取り上げられて、今では多くの人が理解していると思いますよ」

   日本ではハロウィンは仮装イベントになっている感もあるが、米国では子どもたちが仮装したうえで、「Trick or Treat(お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ)」と唱えながら家々を回るのが主要なイベントだ。

   子どもたちにとっては他人からお菓子をもらえる楽しいイベントかもしれないが、食物アレルギーを持つ子どもには危険でもある。家では保護者が子どものアレルギーを把握し、アレルゲン(アレルギー源)となる食品を除去した代替食を用意することができるが、それ以外の人々にはわからない。ピーナッツアレルギーの子供が、そのことを知らない人からピーナッツバターを使ったチョコレートなどを貰い、口にすれば大変なことになりかねない。

   さらに米国だけでなく、日本でも同様の危険性はありそうだ。ツイッター上でも、町内会のハロウィンイベントで子どもがお菓子を貰いに来たが、イベント終了後に「食物アレルギーの子供がいる」と通知され不安になったというユーザーがいた。

   記者の地元でも町内会が開くハロウィンパーティーでは、アレルゲン除去食しか用意しないようにしているとの話が聞かれた。

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