先日の塩谷塾では島根大学の浦上先生のお話をお聞きしました。
先生は認知症研究の第一人者です。
認知症は一旦発症すると元には戻せない。最近開発された新薬も進みを遅らせるだけで、治すわけではないそうです。もちろんそれだけでも大した進歩ではありますが。
今回先生が強調されたことは、認知症になる前段階で、MCI(Mild Cognitive Insufficiancy)という状態です。これはまだ治療可能な状態であり、この段階で治療を始めれば正常に戻ることが可能であり、認知症になるのを防ぐことができるそうです。
先生はその状態の診断法と対処法を開発され、その普及に務めておられます。また、アロマテラピーも認知症予防と治療に有効だそうです。先生の処方はローズマリー・カンファーとレモンの組み合わせです。是非みなさんもお試しのほどを!
[アンチエイジングブログ! 2017年10月30日より転載]
北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 ウィメンズヘルスクリニック東京 名誉院長