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電波を使った「痛くない」乳がん検診装置 小型で持ち運べる、広島大が世界初の開発

   乳がん検診ではマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)を使った検査が一般的だが、乳房を圧迫して痛みを伴うことや、放射線による被ばくが課題となっている。

   広島大学の研究チームが微弱な電波を使い乳がんを発見する「痛くない」装置の開発に成功、科学誌「Scientific Reports」(電子版)の2017年11月27日号に発表した。重さが約2キロと軽くて持ち運びができ、遠隔地の検診にも使えるという。

小型の乳がん検査装置(広島大学の発表資料より)
小型の乳がん検査装置(広島大学の発表資料より)

スマホと同じ微弱な電波でカラダにも安心

   広島大学の発表資料によると、この装置は大きさが約20センチ四方。お椀型のアンテナドームを、仰向けに寝た状態の乳房にかぶせる。アンテナを回転させながら10分間ほど電波を当てると、乳がん組織とほかの部分とでは電波の反射率が違うことを利用し、腫瘍を見つける仕組みだ。電波は、スマートフォンの通信用とほぼ同じ強さだから、人体への影響はほとんどない。

   ただし、現段階では、腫瘍が悪性か良性かはその場で判別できないため、実用化を目指し医療機器メーカーと共同開発を進める。

   研究チームの吉川公麿特任教授らは発表資料の中で「非常に小型で、片手で持つことができます。日本の乳がん検診の受診率は約45%と、先進国の中でも低い水準にあります。へき地や動けない高齢者の場所にも装置を持っていき検査ができるので、一刻も早く実用化したい」とコメントしている。
[J-CASTヘルスケア 2017年12月8日より転載]

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