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幸せはブーメランの様に

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   あれ以来、「幸せ」について考え続けている。

   人を幸せにする事。

   学会の特別講演「心のアンチエイジング」の冒頭で、阪大の吉川教授は整形外科の修行中に遭遇された下肢切断の男の子の話をされた。骨の癌で余命数年というその子は最後まで明るさを失わず、むしろ周りの人々を幸せにし続けたという。

   なぜだろう?その疑問が吉川教授の心に深く残り、 "大切なことは目に見えない"と言う「星の王子さま」の一節に遭遇する。そして「人を幸せにすること」を心のアンチエイジングの必要条件の第1に置くようになったと言われる。以来不肖僕も、日々お会いする方々を少しでも幸せにできないかと意識するようになった。

   そして気づいたことは、他人のことを考えることで、自分のケチな思い煩いが雲散霧消とは言わないまでも、軽減されることである。たとえ自分が不幸にめげている時でも、不幸のどん底にあるはずの患児さえ人を幸せにすることが出来たことを思い起こし、気持ちを持ち直すことにしている。

   それだけではない。「幸せの不思議」は、相手の幸せを思うだけで、自分の胸もちょっと仄々としてくることだ。ちょうどブーメランのように。[アンチエイジングブログ! 2017年12月29日より転載]

アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 ウィメンズヘルスクリニック東京 名誉院長

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