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100%フルーツジュースは血糖値に影響しない? 米企業、34論文の解析から可能性を示唆

   米国の科学コンサルタント企業Exponent社から、複数の論文解析の結果100%のフルーツジュースは、短期的には血糖値やインスリン抵抗性に影響を与えていないとする研究結果が発表された。

   健康へのポジティブな効果が期待できるとして、日本や米国の食事摂取基準では毎日果物を摂取することが推奨されており、一定量の果物を定期的に摂取していると糖尿病リスクが低下する可能性を示唆する研究も複数存在する。

ほどほどのフルーツジュースは摂取しても問題なし
ほどほどのフルーツジュースは摂取しても問題なし

   米食事摂取基準では果物摂取を補う方法として100%フルーツジュースも効果的であるとされている一方で、ジュースにした場合にはリスク上昇・低下両方の結果を示す研究もあり、検証が求められていた。

   そこで、Exponent社の食品安全部門に所属する研究者らは、最低2週間から最大で6か月100%フルーツジュースかその他の飲料を飲んでいる人を対象に、空腹時血糖や空腹時血中インスリン、インスリン抵抗性に与える影響を比較した論文34件の解析を行った。

   100%フルーツジュースは濃縮還元もしくは絞っただけ(凍結粉砕など)の無調整無加糖のもので、種類はリンゴ、ブルーベリー、サクランボ、クランベリー、ブドウ、グレープフルーツ、オレンジ、ナシ、ザクロ、イチゴ。トマトは含まれていない。

   1日に摂取する量や一緒に食べた食事内容など、血糖値やインスリンに影響を与えると思われるその他の条件は調整している。

   その結果、100%ジュースは空腹時血糖、空腹時血中インスリン、インスリン抵抗性に有意な影響を与えていないことが確認され、研究者らは「100%フルーツジュースが2型糖尿病発症リスクの上昇と関連しておらず、100%フルーツジュースが血糖コントロールに有意な影響を及ぼさない可能性を示す証拠となる」とコメントしている。

   論文は2017年12月15日、オープンアクセスの英国栄養学会誌「Journal of Nutritional Science」に掲載された。

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