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ゲーム依存症は「精神疾患」WHOが国際疾病分類改訂版(ICD-11)を採択

世界保健機関(WHO)は25日、オンラインゲームやテレビゲームなどにはまり、日常生活が困難になる状態を「ゲーム障害」(ゲーム依存症)と呼び、精神疾患として認定した「国際疾病分類」(ICD)第11回改訂版を正式決定した。国際疾病分類の改訂は29年ぶりで、新疾病分類は2022年1月から施行され、世界中の医療関係者が診断や調査で使用することになる。

ゲーム障害(Gaming disorder)ICD11コード:6C51
ゲーム障害(Gaming disorder)ICD11コード:6C51

もちろん、飲酒と同様、ゲームで遊ぶこと自体が問題なわけではない。
WHOが示した主な診断基準は以下の通りだ。

・ゲームをする時間や頻度などを自分で制御できない
・日常生活において他の何よりもゲームを最優先させる
・日常生活に問題が生じてもなおゲームを続ける
・上記3つの条件に当てはまる状態が12ヶ月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている

これらの場合に依存症と診断される可能性がある。

ヨーロッパの調査会社の統計によると世界のゲーム人口は約23億人。このうち2~3%が依存症の恐れがあるとWHOは試算する。

ゲーム障害は、薬物やアルコールと違い、治療法や予防対策が確立されているとはいえないが、正式に疾病と認定されることにより、実態把握や適切な治療研究が進むと期待されている。また、患者にとっては会社や学校を休んで治療に専念できるようになる。保険会社の治療支払いの対象になるかどうかは各政府の判断になるため、日本では厚生労働省の具体的な判断や対応が待たれる。

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